成増駅PM8:30。
目の前には幼なじみ6人の顔がある。うーむ不思議な光景だ。久しぶりに会ったかと思えばいきなり無茶苦茶な企画の説明。
「いまからSにドッキリを仕掛けるぞ」
「Sはこの駅を利用しているらしい。帰宅時間は21時くらいだろう。よし捕まえるぞ」といった、恐ろしくアバウトな作戦。
「顔を隠せ」とマスクを渡され、いい年した男7~8人が改札前に並ぶ。
結果Sは現れなかったものの2時間ほど小学生のような遊びをして、本来の目的ぽかった居酒屋へ。
よくよく考えれば9歳やそこらで会ってから20年“よくもまぁ”である。
20年もの間、それぞれ色々あっただろうし、もうお父さんになっているやつも半分くらいいるというのにお互いの“あんまし変わってない”感を全員が揶揄しあいながら爆笑していた。
その後、友達の一軒家で雑魚寝。おじさんの合宿みたいになっていたので傍目には結構悲惨な光景だったろう。
次の日は車で都内観光。岩手の片田舎の駄菓子屋でつるんでいた連中が揃って銀座4丁目の交差点を渡る。あの頃は誰が想像しただろう。人生って不思議だなぁとつくづく笑ってしまった。
二重橋前で僕だけ降ろしてもらって、またしばらくのお別れ。
若干寂しいのと、今度はまたみんな元気で会えるだろうかとか思いつつ、
冬の二重橋前で幼馴染を見送るのはなんだか趣があった。
時間は経つんだなぁ、と皇居周りをトボトボ散歩しつつ帰宅。
楽しいのに懐かしくて若干寂しい不思議な週末だった。
この連中だけでバンドを組んだらきっとこんな感じだろうな。フガジッ!最高!
ちなみに上の写真の中にはゲストが一人いて、いまママチャリで日本を縦断中です。
ママチャリで冬の北海道からスタートを切るなんて、、狂気の沙汰ですね。とにかく死なないで!そろそろ東海地方に突入するものかと、見かけた方はぜひ応援してあげてください!
『ママチャリセブン』
最近我々venetit haasは嬉しいオファーを頂き、曲作りに没頭しています。
僕らもなんだかんだと歳月を重ねてきて「長いことやってると何が起こるか分からんねぇ」としみじみ。今年もなにかしら残るものを作りたいやねぇ、と話しております。
とか書いてたら雪が積もってきた!なんだか、オツだねぇ。
ウイ
ラーララ、ラララー、ラーララララー、オレとお前と大吾朗。
小学生の頃に毎日一緒に登下校していたS君から新年早々、一通のあけましておめでとうメールが届いた。動画が添付されており、それを再生して一日中笑う。
岩手県の北上市というところに「アピア」というスーパーマーケットがある。
もう20年ほど営業を続けてると思うが、開業当時は田舎に出来た大型スーパーとして斬新な存在であった。様々な店舗が入っており、いつも地元の人でにぎわう華やかなスーパーなのである。
僕らはそこで日常的に【大五郎】という行為を繰り返していた。この【大五郎】とは、下校途中の道のりを少しでも短くするため「アピア」の敷地内を駆け抜けてしまおうという作戦の名称であった。
いまとなってはスーパーマーケットの敷地内を小学生2人が駆け抜けていく風景を目にしたって、なんでもないことに映るだろう。しかし当時の僕たちにとってそれは大胆不敵にして禁断の技であり、リスクを伴う冒険でもあった。いわゆる「危ない橋を渡っちゃうゼ!」的な行為だったわけである。
「Sちゃん今日大五郎する?」「、、やるか。」「大丈夫かなぁ」とお互い息を潜めてアピアに向かう「せーの」でランドセルを背負いながらガッシャンガッシャン全力疾走。駆け抜けたあとは「ふー、危なかったゼ」「やばかったね~」などと、いま思うと「?」な行為をしばらく繰り返していた。
その後も「アピア」においては、試食コーナーでカニを食べまくり、おばちゃんに追っかけられたり、エレベーターの”閉ボタン”を押し続け、その中で寝そべりながら買ったお菓子を食べるという【カルカッタ】という非常識極まりない作戦も実行され、店員さんに怒られたり、ときには担任に殴られながら僕らは少しずつ大人になっていった、はずだった。
が、昨日年賀メールに添付されてきたのは、もうすぐ30歳を迎えるS君が「アピア」の敷地内を「やばいよ~」と言いながら駆け抜ける動画であった。これが笑わないわけがない。久しぶりに見た「アピア」は「JOIS」に名前を変えて、お店の見た目も少し変わっていたけれど、ずっと続いていって欲しいなと思った。それと当時どういういきさつで【大五朗】という作戦名になったかのかもう記憶はないけど、協和発酵の焼酎「大吾朗」のCMのフルPVを発見し歌詞を聴いていると、いまの心情とリンクするというのは不思議な巡り合わせだなと思う。
最近、東北の商業施設の再興に関わる仕事を担当することになったけど「アピア」にかけた迷惑や授かった恩恵を鑑みると、もうこれは本気で身を捧げて貢献しなくてはいけないなと思った。
S君は去年結婚し、子供も生まれた。また、9歳からスパルタで釣りを教えてくれたK池からは「今年はウチに泊まりに来い。一緒に渓流に行こう」との年賀メール。もう3人のお父さんとのこと、にぎやかだろうなぁ。
一歳半ばになる姪っ子の行動を見ていても子供の行動は超絶に面白い。
義兄さん撮影。
大事な友達がたくさん出来るといいね。
順番が逆ですが、
2012年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。皆様のご多幸を!
ウイ