善意が議論されるワケ

9caefb33.JPG最近たくさんの人が付けてますね。ホワイトバンド。かくいう僕もしばらく前に買いました有楽町の本屋で。アクセサリーはしないんで家に置きっぱですけど。
先日、友人と色々話してたんだけどこのホワイトバンドにガッカリした。300円という価格のうちの0.1%も貧困層への直接的な物的・金銭的支援には使われていないのだそうだ。
http://whiteband.sakura.ne.jp/
僕はただ単に自分が出したお金の半分くらいは物的・金銭的支援に使われるんだろうと勝手に想像して買ってただけだったからこの事実に怒ることはできないんだけども。このキャンペーンで集められた資金は日本政府の援助政策の変更を要求するNGO等の政治活動に充てられるらしい。そのNGOの施策も読んで、フムフムと思ったけど、なんとなくしっくりこなかった。
要するに自分的にはアクセサリーもしないんだし、ユニセフに300円寄付した方が自分の意図にも合ってたんだなと思う。ただ、意識の喚起は大事だし今回のホワイトバンド旋風はそういう意味では大きな役割を果たしてると思う。
今回分かったのは軽薄に困難な問題に触れるとさらに薄っぺらくなる。ということ。「包帯を巻いてやれないのならその傷に触れてはならない」という言葉もあるとおり、問題なのは行動する各人の意識の脆弱さ(自分含め)。
この件に関しては「極左の組織にカネが流れている」とか「完全なる商業」といって批判もたくさんあるけれど、僕自身はお金の行き先はどうあれ、ある問題に対してこれだけの人が動いたということに意味を感じる。
なので、僕はこのホワイトバンドの是非を問うのはあまり意味がないと思います。
ただ、してる人はなんとなく好きです。
ウイ

善意が議論されるワケ” への1件のフィードバック

  1. 世界の貧困問題、環境問題が少しでも改善できたらと思っています。このキャンペーンできっかけは出来たわけですから多くの実情を知り、今後を考えていけたらと思います。一過性で終わらずに・・・。

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