半年くらいまともにブログを書いていない。
気が付けば去年の10月半ばから様々な案件を依頼され、仕事が終わってから都内へ向かい終電まで打ち合わせ、夜明けまで作業、そのまま出勤という日も多く、肉体的には限界まで疲れる日々が続いた。でもそんな日々が嫌いなわけでもなく、むしろとても楽しめた。そして昨日、そんな日々にもやっと区切りがつき少し穏やかな日常に戻りつつあるのです。ブログも再開していこう。
さて、この半年間で僕は非常に多くのものを作った。文字通り「作った」わけであるが
そのためにはとにかく多くの知識が必要になり、学ぶことの大切さと大変さを身をもって知ったように思う。友人に助けられることも多く、自分の持ち合わせていない知識・経験を垣間見ると頼もしく誇らしかった。
とにかく様々な事に関わりつつ、気分的にもとても速いペースで明滅を繰り返す日々だったわけだけど、総じて楽しかったのである。いいなと思える時間だった。嫌なことも多いし、憂鬱な事情なんかが変わるわけでもないのだけれど、
幼馴染と東京で会って酒を飲んだり、車で遠方に出かけたり、調べ物で図書館に篭ったり、行方不明の猫探しを手伝って夜の街であぶない目にあったり、釣りに行ったり、毎日コーヒーを飲んでタバコを吸いつつ、仕事に追いかけ回されながらも金曜の夜にはヒーヒー言いながら楽器を持って集まったりと、まぁとにかく色々なことがあるものです。
そうそう釣りである。
正確に言うと本格的に再開したのだけど、友人が「釣りを始めてみようと思う」というのをきっかけに、どれいっちょ付き合おうかと渋谷の釣り具屋に出かけた日を境に、毎週時間を見つけては釣りに行っている。今となっては若干自分のほうが夢中になっている気がするけど、本当になぜこんなにも私は釣りに行くのか?と疑問ですらある。
真冬の雨の中でも、意気揚々と出かけてしまうのは思い起こせば不思議なことで、いざ水辺に着くといっそう心が躍るという仕組みは説明しようがない。
水(H2O)が好きなのか?と問われればYesだが家にも水道の蛇口があるし、バスタブに目いっぱい水を張ることが出来る。
魚(Fish)が好きなのか?と問われれば好きだけど、さかな君みたいに水族館でキャーっとテンションが上がることもない。
やっぱり、釣りという行為全体が好きなのである。
釣行前日に訪れる場所の地図を見たり、ホッカイロを買っておいたり、釣り具の手入れをしたり、全部が楽しい。
僕は特に湖が好きなのだけど、たまに風がピタッと止み、凪の湖面を見据えていると羽生善治の言うところの「玲瓏」といったイメージだろうか、淀みない感覚を覚えることがある。あるのである。
とにかく水辺には人を惹きつける何かがあるのです。が、まだ一匹も釣れてません!
先日の釣行の様子↓
先日近年の自分のキーマン。すなわち心の大半を占める人とユニコーンの話をした。
「いつの間にか僕らも若いつもりが年を取った」
「すばらしい日々だ 力あふれすべてを捨てて僕は生きてる」
懐かしいはずの曲が、随分といまの心に染み入るではないか。
そんなこんなで僕らの音楽も少しづついろいろなものを積み重ねていけたらと。
今夜は楽器を持たずに集まって打ち合わせ&食事。
メンバーみんな全然ブログ書かないけど変わらず元気でやっております。
近日中にちょっとした発表がありますので乞うご期待。
ウイ