今日はサバの塩焼き定食を食べながら
ああ、こいつはなんでこんなに美味しく生まれてきてしまったんだろう?とか、どうしてサバ定食にはダブルやメガ盛りの概念がないのだろう、残念。とか考えていた。
いま、とにかく私の中でサバが美味いのである。
サバ自身は過去何百年と変わらず美味しいのだろうけど、現在が、私にとってのサバの最盛期なワケである。しかし、思えば青魚を美味しく頂けるようになったのは結構最近だ。幼い頃は青魚が苦手だった。ハンバーグやグラタンが食べたい盛りに実家の食卓に上がるのは、アジ、カツオ、イワシ、サバ、ブリ、サンマ、などをはじめとする酒飲みだった父親の好きないわゆる”肴”が多く「オレは肉が食いたいのだ!」と不満を抱えながら、肉生活への憧れを抱きつつ幼少・青年期を過ごしたのである。
そうしたこともあって、一人暮らしを始めてからは肉食系男子ならぬ肉食男子として生活してきた。肉があればいいもんねー状態で20代を過ごしていたのだが、仕事の付き合いで、本格的なバッテラをご馳走になったり、九州のゴマサバの美味さに慄いたり、日本酒とシメ鯖を頂いたりしてるうちに、敬遠していたはずの青魚の美味さが無視できなくなってきた。
そして先日、ブリの照り焼きを作ることを任される機会があったのだが、適当な味付けにもかかわらず、驚くほど美味しく仕上がったのだ。その日を境に「オレは青魚に何か縁があるのかもしれない」と”魚食系男子”を拝命したのである(勝手に)。
いろいろ大袈裟に書いたけど、私が本当に書きたかったのは
サバの塩焼きのお皿にちょこんと付いてくる大根おろしって全然足りないよね。
ってことでした。
ウイ