それぞれ15年という歳月はさすがに一晩で話せるわけもないけれど、4次会までやっても、このまま時が止まればいいのにと思ってしまったくらいだった。当時の担任もみんな来て、80人近くいたよう で、なかなかゆっくり話すことが出来なかったのが悔やまれる。
次の日、朝起きてそそくさと東京に戻るのもなんだかなぁと思ったので、予定していた帰京を一日遅らせて地元の神社に初詣に行くことにした。
その後ひとしきり街をぶらつき、夕食をとるところを探すが、正月の三が日なのでほとんどの店が閉まっている。知り合いに偶然会っても気恥ずかしいなと思い、出来るだけ枯れた感じの居酒屋を探しながら、雪に包まれた町をえっちらおっちら歩いていると、あった。
これはいい感じで枯れている。やる気の感じられない店構え、素晴らしいではないか。
店内に入り「すみません」と声をかけると奥から女将さんがバタバタと出てきた。
他に誰もいなく、テレビの音だけが流れる空間。一通り注文を終え、しばらく黙々と食事をしていた。女将さんは少し不機嫌に見えなくもない感じで出汁巻き卵を作っいたのだが、箱根駅伝のニュースを見ながら「倒れるまで走るなんてねぇ」と独り言のようにつぶやいたので「ですねぇ」と相槌を打ったところ、堰を切ったかのように話し始めた。
女将さんは昔、荻窪で美容師をしていて30歳になる頃、一念発起でこっちに戻ってきて美容院を始め、いまでは二件のお店のオーナーさんだという。もう一軒は30年程続く老舗のキャバクラで、こっちの居酒屋は美容院だったのを改装して趣味で始めたのだそう。まー面白かった。こういっちゃなんだけど店にお客が自分一人で本当に良かったと思う。女将さんを独占できたのであるから。
地元の不景気、バブルのときのキャバクラの様子に始まり、銀行の怖さ、北上コロッケの惨状や、いま女将さんが企んでいる「二子芋ソフトクリーム」の話で盛り上がる。また、日本酒にハマっていると言うと奥からこんなものが出てきた。
「浜千鳥の限定酒」文句なしに美味しかったです。ご馳走でした。
結局、のれんを仕舞い込んでからもしばらく二人で話し込んで、二子芋ソフトクリームの開発が実現したら、売り出しの担当を任せてもらうぜ!と約束をして帰った。
つくづく人に歴史ありだなと実感。
同窓会では時間が足りなすぎて、みんなのいままでのことをゆっくり聞く事が出来なかったけど、それぞれいろいろあったんだろうなぁと思う。同時に、女将さんの話を聞いてたら、我々はまだまだでこれからも色々あるんだろうなとも思った。
42歳になったらまた大規模な同窓会をやるらしい。面白いなあ。
やはり改めて、岩手が好きだ。
もう長らく東京に一人で住み、実家も岩手ではなくなってしまったけど、いつか何かしらの貢献が出来るように、今年も技術を磨いていこう。というのが、今年の抱負です。
昨日は小中高の同級生がお菓子屋さんをOPENさせたので同じく小中から幼馴染のヒサカズ氏と行ってきました。戸越銀座から歩いてすぐの『おいしいやかわいいや』さんです。
店名どおりおいしくてかわいいお店なので皆さん是非行ってみてくださいね。
手作りジャムもオススメです。
一緒に行ったヒサカズ氏が道中ずっと「アイスバーンに気をつけて!」と連呼していて腹が痛くなるほど笑いました。彼に言わせると雪が残っているところは全て「アイスバーン」に該当するようです。皆さんもまだ都内に所々残っている「アイスバーン」にお気をつけください。
ウチの『7』ですが、タワレコ池袋店さんが試聴機に入れてくれました。
ありがとうございます。手作りポップも飾ってくれるとのことで感謝。
我々のマイペース&弱小自主レーベル音源もついにタワレコに平置きされたか~って感慨深かったです。
ウイ