浮浪フロー

9ff7e409.JPG今日とても嫌なことがあった。あらかじめ予定されていた辛いこと。
んで、夕方から都心で一人酒を飲み続ける。一人で外で酒を飲むなんて初めてだった。
ただ、ボーっと目的もなく飲み続ける。店を出て歩く、また飲む、銀座→新橋→浜松町→東京タワーらへん、、
嫌なことがあったから飲むなんて自分の発想が許せなくなり、芝公園を走る。
→具合が悪くなる→道路で寝る→起きる→電車に乗る(帰ろうとは思っていない)→乗り換えしまくる→代々木で降りる。
代々木で降りたのは懐かしかったから。東京に来てはじめによく通った場所、たぶん体力的にも精神的にも一番辛かった時期。だから、なんだかとても思い入れがある。コンビニでおにぎりを買って当時よく行った公園でボーっと食べる。嫌なことがあっても昆布おにぎりはおいしい。
中原中也の『頑是ない歌』を独り言とはいえないくらいのボリュームで読む。
近くのベンチのカップルが去っていくのを見て『お逝きなさい、、』と言う。
もう、完全にヤバイ人になりきってみる。
時刻は23:55。マンガ喫茶で夜でも明かそうと思っていたけど「これ以上やると社会復帰危ういな」と思い家路へつくことに、、。
帰りの電車、駅で降りるとき大学時代の後輩とすれ違う。その子の好きだった雰囲気は相変わらずで、なんだか救われた。調子に乗って「さっき見かけたよ」と電話をかけたのだけれど、気さくに話してくれてとても嬉しかった。
カフカが「なぜ人間は、血のつまったただの袋ではないのだろうか」って言ってた。 なんだかそんな一日だ。
ウイ

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