イッショニカエロウ

e0e382e2.JPG今日、電話がかかってきた。
相手はいきなり「おー久しぶり!元気?オレの作った曲送るから、アレンジして!」
と。
僕にギターを教えてくれた友達だった。共通の知人に僕がこっちでバンドをやってると聞いたらしい。小学、中学と一緒で、よく一緒に遊んだ。
別々の高校に行ってから、少しずつ疎遠になっていったのだけれど、たまーに何かあるとき顔を合わせた。
僕は彼に借りがある。ギターを教えてくれたのはもちろんだけど。
僕らは中学の頃同じサッカー部にいた、そこで僕は先輩から「生意気だ」と目を付けられていて常に冷遇されていた。同輩達も先輩から「ウイを無視しないとリンチ」とか脅されていたらしく、徐々に僕から距離を置いていくようになった。先輩のポジションを奪って試合に出るようになると、露骨に嫌がらせをしてくるようになったので、ある日練習中に大喧嘩をした。同輩は青ざめ、なぜか顧問が一番キレていた。
僕はこんな部活もう辞めようと、チームメイトに罵声を浴びせながらグラウンドから出て、怒りながら帰り支度をしていた。だけど本音は情けないのと寂しいのとで一杯で、もう同輩でさえも敵に見え、たった一人ぼっちになった気がしていた。
絶望的な気分で一人校門を出ようとしていた。すると、彼が追いかけてきて「一緒に帰ろう。やってられんね」と言ってくれ二人で帰った。
本人は忘れてるかも知れないけど、僕は一生忘れない。
ところでどんな曲を送ってくるんだろ?楽しみだ。
ウイ

イッショニカエロウ” への2件のフィードバック

  1. いい話ですね。僕も昔の友達に会いたくなりました。 

    そういえば近所のスーパーでバゴーンの焼きうどんバージョンを見つけましたよ(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。