~麺~エピソード1
土曜早朝、、ドアがたたかれている。来訪者だ。
(インターフォンが壊れているからウチへのアポなしのお客様はドアを叩くしかない、いわば僕なりの一種のセキュリティーなのだ)
「むム、、何者、ガスか、電気か!はたまた水道か!」
警戒しつつドアホンを耳にあて、何者か尋ねる(ちなみにドアホンは機能する)
「宅急便でーす」
なんだ宅急便か、、胸をなでおろしつつも「え、ウチ?」と疑問を抱えたままドアをあける。
それは元先輩同僚からのお蕎麦のギフトセットだった。
おぉ、何の予告もなしにギフトを送ってくるなんて、なんて大人紳士サプライズアクションなんだ。しかも、これ高そー、。
オレも早くこんなカッコいい真似が出来るようにウダツをアップせねば!
とにかく、感動したっ!
~麺~エピソード2
同日土曜深夜、HP製作のお手伝いに調布へ、某バンドT氏がラーメン屋に連れてってくれた。そこは8~9席ほどしかない小さなラーメン屋で、お客が席を行き来するときは必ず袖が触れ合い、お互い「傘かしげ」的な動きをするアットホームな店だった。
ラーメンを頼んで店内に流れるTVを見ているとずっと良き時代のオールディーズナンバーが流れている。T氏は店主と音楽の話をしている。
人柄がにじみ出るとはこうゆうことを言うのだろう、とても温和で気さくな素敵な人だった。
ラーメンを食べつつ60年代の音楽の話に花が咲く。
帰り際、店主は自分の携帯電話を取り出し「これがオレの着メロ」といいながら僕の耳にあてる。
知らない曲だな、、アレ、やっぱ知ってる、こんなイントロだったのか!?
この人は僕に「世の中、未だ知らぬもの多し」と伝えたいんだ!
なんと、人生の深さが垣間見える、このラーメンは、きっと人生の味だっ!
と、とにかく!感動したっ!
※次回予告※
~麺~エピソード3
その日、ラーメン好きなアサヒナは、ウイを連れて超高級中華料理店に向かった。
食事を遠慮するウイに、アサヒナはおもむろに口を開いた
「好きなだけ、、好きなだけ食べなさい、、」
To be continued…
ウイ